デッドリフトで握力がもたない時はリストストラップ&パワーグリップがおすすめ

トレーニング
引用元:http://weheartit.com/
デッドリフトやローイング系などの背中を中心にした筋トレをする時に多くの人が悩むポイントは、背中よりも先に前腕(握力)が疲れてしまうことです。そんな時におすすめなのがリストストラップやパワーグリップです。よりトレーニングでの重量(負荷)を上げるためにも握力対策をしっかりリストストラップやパワーグリップで行いましょう。
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デッドリフトはベンチプレスとスクワットと並んで、BIG3と呼ばれる特に高重量を扱う筋トレの一つです。筋力が上がって扱う重量が大きくなるほど、バーベルを持つ握力も強くなければいけません。

しかし、前腕は小さな筋肉ですから、背筋をしっかり追い込む前に握力のほうが負けてしまいます。そこで便利なのが、リストストラップやパワーグリップです。

握力がもたないとどうなる?

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デッドリフトは、脊柱起立筋や広背筋など背筋を中心に、ハムストリングスや大殿筋など下半身にも効かせられる種目です。そのため、取り扱える重量は必然的に大きくなります。その重量を持つための握力は前腕の小さな筋肉だけですから、握力はどうしてももたなくなってしまうのです。

すると、トレーニングで最後までしっかりと追い込むことができなくなります。追い込めないということは、筋繊維をまんべんなく刺激できないことですから、筋力や筋肉量のアップが停滞することになります。この状態が続くと、筋トレしたつもりにはなるだけで成果としてあらわれないため、挫折する原因になってしまいます。

握力が弱くなると、背中に集中できなくなるのも大きなデメリットです。デッドリフトでしっかりバーベルを持つことができる時は、フォームに注意しながら背中の筋肉を使うことに集中できます。

しかし握力がもたなくなると、バーベルを落とさないように握ることに意識が移ったり、前腕の余計な部分に力が入ることで、背中に集中できなくなってしまいます。すると、トレーニングのパフォーマンスが落ち、記録が伸ばせなくなります。

また、握力不足は無理なフォームになる傾向にあるため、ケガの原因にもなります。握力がもたないだけでこれらのデメリットが発生するため、リストストラップやパワーグリップで握りをサポートする必要があるのです。

リストストラップの特徴と使い方

リストストラップは、見た感じは幅が広めのヒモのようなものですが、正しく使うと握力をあまり使わなくても高重量のデッドリフトができるくらい楽になります。材質は革や布、スエード調などいろいろあります。形状は、ストラップが輪になっていて、その先からフリーのストラップが30cmほど伸びています。このストラップをバーベルに巻くことでしっかりと固定できるというわけです。

使い方は、まず輪になっている部分に手首を通します。ストラップの縫い目、ヒモが出る部分を手の平側にしてください。

それからオーバーグリップの場合、手の平を下にしてバーベルのシャフトの上に置きます。リストストラップのヒモを、シャフトの下から巻きます。(アンダーグリップでシャフトを握る場合はこの逆にしてください。)

この時、できるだけ手の平とシャフトを近づけるようにしてください。逆に巻いてもしっかり巻けていれば外れないですが、サムレスグリップ(親指を外した握り方)をした時に緩まる可能性があるので、シャフトの上を通して巻いたほうがいいでしょう。

シャフトをストラップで何度か巻いてから、手首とシャフトを近づけるように巻いてください。反対側のリストストラップも巻きますが、片手でやるため慣れが必要です。

最初は手とバーベルを一体化させることが難しいかもしれませんが、何度か練習しているとしっかり巻けるようになります。正しい使い方をすれば握力を強力にサポートしてくれるため、デッドリフトやローイング系の高重量トレーニングになくてはならないアイテムとなるのが実感できるはずです。

もしリストストラップの巻き方が難しい、時間がかかる、どうしても緩まるなど使用が難しい場合は、簡易版と言えるパワーグリップを使いましょう。

パワーグリップの特徴と使い方

パワーグリップは、リストストラップと違い手首に巻く部分からヒモではなく幅が広いベロが15〜20cm程度伸びています。材質は滑りにくい革製が多いです。

使い方は、まず手首を固定します。固定方法はマジックテープが多いです。この時、ベロの部分が手の平側に来るようにしてください。

それからオーバーグリップの場合、シャフトを上から握る形にしますが、パワーグリップのベロを一緒に握るのではなく、手とベロでシャフトを挟むようにしてください。手とは反対側にベロがあるので、それをシャフトに巻きつけます。

パワーグリップはリストストラップに比べだいぶ短いので何回も巻けません。引っ掛ける感じで巻いてください。手首とシャフトをできるだけ近づけるように調整して完成です。

パワーグリップは、デッドリフトのようなプル系だけでなく、ベンチプレスやショルダープレスなどにも滑り止めとして使って安定させることができます。その際には、ベロを手の平とシャフトで挟むように使用してください。

リストストラップとパワーグリップの違い

リストストラップは巻き方にコツは必要ですが、何重も巻くことができて固定感が抜群のため、高重量の筋トレで安心して使うことができます。一方パワーグリップは、リストストラップに比べて楽に扱えるのが大きなメリットです。

しかし、ベロを引っ掛けるだけでなので、それほど高重量を扱えるわけではありません。外れる可能性があるためです。そのため、自重よりも重い重量を扱うようなデッドリフトよりも、強度が低めのトレーニングのワンハンドローなどに用いるといいでしょう。

握力が鍛えられない?

あらゆる種目にリストストラップやパワーグリップを使ってしまうと、前腕を使う頻度が極端に低くなり握力が鍛えられません。体のバランスのことを考えるならば握力も必要です。

そのため、例えばデッドリフトやローイング系種目のウォーミングアップの時にはリストストラップを使用しないなど工夫してみてください。そうすれば、その種目に悪影響を与えることなく握力が自然に鍛えられるでしょう。

まとめ


ベンチプレス、デッドリフト、スクワットのBIG3は、いろいろな筋トレ種目にも影響を与える基本種目です。中でもデッドリフトは、全身の筋肉を強烈に鍛えることができる優秀な種目です。そのため、握力がもたないからと言ってデッドリフトのトレーニングを疎かにしてしまうと、体のベースが弱くなる結果になってしまいます。

まだ筋力がそれほど強くなく高強度トレーニングができない場合はパワーグリップを、高重量を扱う本格的な筋トレをしているトレーニーならリストストラップを選ぶなど、上手に使い分けながらトレーニングのパフォーマンスを上げていきましょう。

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